この度、第17回日本皮膚外科学会総会、学術大会を、埼玉において開催させていただくことになりました。
神戸において産声を上げた皮膚外科勉強会に私自身が参加させていただくようになってから十年数年になりますが、毎年こ
の学会において、日常の診療時特に外科処置に関しての新しい発見があり、私にとって学ばせて頂くことのとても多い学会でした。そのような会を、我々が今回
主催させていただくことになり、会員の先生方にとって今まで通り有意義な会になればと考えています。
今回は、テーマ演題として「悪性黒色腫」を取り上げさせていただきました。悪性黒色腫は我々皮膚外科医にとって考えさ
せられることの多い疾患でありますが、現在まで本学会のテーマ演題として取り上げられていませんでしたので選ばせていただきました。
悪性黒色腫は、現在熊野先生を中心に本学会のグループスタディにおきまして多数の症例について検討がなされておりま
す。なおその所属リンパ節の取り扱いについて、特にセンチネルリンパ節の取り扱いについて多くの問題が残されていると思われます。そこで、ミニレクチャー
としてセンチネルリンパ節生検の方法と実際を清原祥夫先生に、リンパ節廓清の手技および問題点として埼玉医大総合医療センター形成外科の土田幸英先生にお
願いしました。清原先生は、我々とともに20年間にわたり埼玉医大の皮膚腫瘍を取り扱ってきた同士ですが、4月より静岡がんセンターに移られました。土田
先生は、かつては埼玉医大の形成外科にいらっしゃって、我々の手術の指導をお願いしておりました。リンパ節廓清とくに頭頚部の廓清は常にご協力して頂いて
いた先生であります。お二人の先生とも多数の症例を経験されておりますので、我々のためになるお話を聞かせていただけると考えております。
テーマ演題の他に一般演題、「あなたならどうする」、「一目ご覧ください」「ビデオセッション」を募集します。
本年2002年は、サッカーのワールドカップが開催される年であり、埼玉におきましてもいくつかの試合が予定さ
れております。学会は、ワールドカップが終了してその興奮も冷め遣らない8月の暑い日に開催致しますが、今までのざっくばらんなディスカッションがなされ
る本学会の伝統を続けさせていただければと思っております。多数のご出題を賜りますようお願い申し上げます。
第17回日本皮膚外科学会総会・学術集会概要
学術集会
会期:平成14年8月31日(土)〜9月1日(日)
会頭:鈴木 正(埼玉医科大学)
会場:ラフレさいたま
〒330-0835埼玉県さいたま市北袋町1-21-3
048-601-1111 Fax 048-600-5501
学術大会事務局:埼玉医科大学 皮膚科学教室
〒350-0495 埼玉県入間郡毛呂山町毛呂本郷38
049-276-1247 Fax049-295-6104
年次学術集会幹事 田口理史(事務局長)吉田 司(実行委員長)
ミニレクチャー:
1) センチネルリンパ節生検の方法と実際
清原祥夫先生(埼玉医大・静岡がんセンター)
2) リンパ節廓清の手技、問題点
土田幸英(埼玉医科大学総合医療センター)
募集演題
1) テーマ演題「悪性黒色腫」
2) 一般演題 皮膚外科に関係する演題
3) 症例呈示「あなたならどうする?」
4) 症例呈示「一目ご覧ください!」
5) ビデオセッション
演題締切:平成14年5月25日(土)
総会
日時:8月31日 or 9月1日
会場:ラフレさいたま
懇親会
日時:平成14年8月31日(土)19:00〜
会場:ラフレさいたま 4階 「欅」
評議員会
日時:平成14年8月31日(土)11:00〜12:00
会場:ラフレさいたま 5階 「楠」
演題募集要項
募集演題
1.テーマ演題:「悪性黒色腫」
悪性黒色腫における、原発巣の切除範囲、リンパ節の取り扱いについて、原発巣切除後の再建について、その他診断に難渋し
た症例など、診断から治療に至るまで広く演題を募集します。
2.一般演題:
皮膚外科に関するものであればどのような症例でも結構です。
3.症例呈示:「あなたならどうする?」
診断、治療に難渋した症例、治療経過で反省させられた症例などを呈示して頂き、それぞれの症例について他の会員の意見を
アンケート形式でまとめます。
4.症例呈示:「一目ご覧ください!」
皮膚外科的治療前後の写真の供覧、皮膚外科に関連した事項の写真の展示コーナーです。どのような症例でも結構です。
5.ビデオセッション
皮膚外科領域における基本的な手技について募集します。
発表形式
1.テーマ演題:「悪性黒色腫」
口演時間は5分以内、スライド映写2面、20枚以内
2.一般演題:
口演時間は5分以内、スライド映写2面、20枚以内
3.症例呈示:「あなたならどうする?」
口演とポスター展示をお願いします。
ポスター展示:横90cm×120cmのパネルを用意します。
口演時間は3分、スライド映写2面、10枚以内
4.症例呈示:「一目ご覧ください!」
ポスター展示のみをお願いします。
ポスター展示:横90cm×120cmのパネルを用意します。各自で討論してください。
5.ビデオセッション
発表時間、その他詳細については、演題締め切り後に各人にご連絡します。
演題申し込み方法
1. 応募用紙一式
A)演題申し込み書 1部(必要事項を記載する)
B)演題受領書、演題採択通知書 各1部(切手を貼付し、表記したもの)
C)抄録用紙 オリジナル1部とコピー3部
見本に習いA4白紙(コピー用紙可)にワープロで印刷してください
注意事項;
1)
症例呈示「あなたならどうする?」に出題する場合には、上記の書類の他に臨床写真、必要であれば組織写真を合わせて1〜3枚(スライドでも可)を添えて応
募してください。また、抄録内に症例の問題点を明記してください。
2) 症例呈示「一目ご覧ください!」に出題する場合には抄録に強調したい点や問題点を明記してください。
3) ビデオセッションに出題する場合は、抄録に手術手技の簡単なポイントについて明記してください。
2. 申込締切
平成14年5月25日 (土)(当日消印有効)
3. 送付先
〒350-0495 埼玉県入間郡毛呂山町毛呂本郷38
埼玉医科大学 皮膚科学教室内
第17回日本皮膚外科学会総会・学術集会事務局
4.簡易書留便でお願いします
5.参加費:8,000円(当日会場でお受け致します)
※ 発表者は、本学会の正会員に限らせていただきます。未入会の方は入会手続きをしてください。(共同演者はこ の限りではありません)
6.入会申し込み
下記事務局まで郵送かFAXで連絡下さい
〒663-8501 兵庫県西宮市武庫川町1-1
兵庫医科大学皮膚科学教室内
日本皮膚外科学会事務局
FAX 0798-45-6651