ご
挨拶
会頭:水嶋淳一
この度、第19回日本皮膚外科学会総会・学術
集会を平成16年8月28日(土)と29日(日)の二日間にわたり、東京女子医大 弥生記念講堂(東京都新宿区)で開催させていただくことになり大変光栄
と存じております。
私自身が皮膚科学を選んだひとつの大きな理由に、自分で診断し、メスを持って治療にあた
ることができるということがありました。平成3年にはじめてこの学会の前身である皮膚外科勉強会に参加した時、忌
憚のない意見交換の場、切磋琢磨する場があったのだと感激したことを思い出します。そして参加するたびに教科書には書いていない、さまざまなことを学ばせ
ていただいて参りました。諸先輩方が築き上げてきたこの学会を、こうして私自身が開催させていただくにあたり、微力ながら本学会に貢献できることをうれし
く思っております。
今回は、テーマ演題として『皮膚科医としての眼を肥やす 組織診断は典型であったが臨床
診断に苦慮した症例』を取り上げさせて頂きました。このテーマは腫瘍性疾患のみならず、炎症性疾患や感染症も含まれています。メスを持って
治療にあたる私たちにとって、メスをいれるまでの過程も大事にしたいと考え提案させていただきました。特別講演は、東京女子医大放射線科の百瀬 満先生か
ら新しい診断法であるPET(陽電子放射断層撮影法)についてご講演いただきます。また、東京女子医大 形成外科
の菊池 雄二先生から外来小手術のコツについてお話いただく予定でおります。その他一般演題、あなたならどうする?一目ご覧下さい!ビデオ演題、学術展示
など会員の皆様方の積極的な参加と、各演題への熱意あふれるご討論をお願い申し上げます。
東京で開催する折には、例年、社会保険中央病院の講堂をお借りしていましたが、前回東京
で開催されたのが1999年で、その後参加者が増加し、十分な討論の場所や学術展示、ビデオセッションのスペース
を確保するのが難しいことが予想されたために、今年は会場を私どもの大学で行うことにしました。初めて開催される場所で不案内かとは存じますがご来場をお
待ち申し上げます。
平成16年3月吉日
第19回日本皮膚外科学会
会頭 水嶋 淳一
第19回皮膚外科学会総会・学術集会概要
1.
学術集会
会 期:平成16年8月28日(土)− 29日(日)
会 頭:水嶋 淳一(東京女子医科大学)
会 場:東京女子医科大学 弥生記念講堂
〒162-8666 東京都新宿区河田町8番1号
事務局:東京女子医科大学皮膚科学教室内
〒162-8666 東京都新宿区河田町8番1号
TEL:
03-3353-8111 内線31220
FAX: 03-5269-4769
E-mail:hifugeka19@derm.twmu.ac.jp
特
別講演:
1)
PET(陽電子放射断層撮影法)について
百瀬 満先
生(東京女子医科大学 放射線科)
2)
外来小手術のコツ
菊池 雄二先生(東京女子医科大学 形成外科)
募集演題
1)
テーマ演題:『皮膚科医としての眼を肥やす 組織診断は典型であったが臨床診断に苦慮した症例』(非腫瘍性疾患も含む)
2)
一般演題 :皮膚
外科に関係する演題
3)
症例呈示 :「あ
なたならどうする?」「一目ご覧下さい!」
4)
ビデオセッショ
ン:
演題締切:平成16年6月4日(金)
2.
情報交換会(懇親会)
日 時:平成16年8月28日(土) 18:30−20:30
会 場:市谷ハウス 新宿区市谷仲之町3-5
3.
総会
日 時:平成16年8月29日(日) 8:45−9:00
会 場:東京女子医科大学 弥生記念講堂
4. 評議員会
日 時:平成16年8月28日(土) 12:00−13:00
会 場:東京女子医科大学 弥生記念講堂 A会
議室
演
題募集要項
T.演題募
集内容:本学会に適した内容の演題を募
集致します。
1.テーマ演題:『皮膚科医としての眼を肥やす 組織診断は典型であったが臨床診断に苦慮した症例』腫瘍に限らず、炎症性疾患、感染症などどんな領域でも結構です。
2.一般演題 :皮膚外科領域に関する演題な
ら何でも結構です。美容外科関連の演題も
歓迎いたします。
3.症例呈示 :「あなたならどうする?」
診断や治療に難渋した症例、治療経過で反省させられた症例を呈示して
頂き、各症例について他の会員の意見をアンケート形式でまとめます。
4.症例呈示 :「一目ご覧下さい!」
皮膚外科的治療の前後の写真を供覧、皮膚外科に関連した事項の写真展
示のコーナーです。どのような症例でも結構です。
5.ビデオ呈示:主に皮膚外科領域における基
本的手技についてのビデオを募集します。
U.演題発
表形式
1.テーマ演題および一般演題:
口演時間は5分以内、スライド映写1面、討
論5分です。スライド枚数20枚以内。
パソコン用の機器は用意いたしません。
2.症例呈示:「あなたならどうする?」
口演とポスター展示をお願いします。
ポスター展示 縦90p×横120pのパネ
ルを用意します。
口演時間5分、スライド映写1面、スライド
枚数10枚以内。
3.症例呈示:「一目ご覧下さい!」
ポスター展示のみお願いします。
ポスター展示 縦90p×横120pのパネ
ルを用意します。
各自で討論するか、備え付けの用紙による質疑応答とします。
4.ビデオセッション:
発表時間、その他詳細については、演題締め切後に各人にご連絡します。
演題申し込み方法
1.応募様式一式
1)演題申込
用紙
オリジナル
1部
必要事項を記載する。
2)プログラム用抄録原稿
オリジナル
1部
コピー 3部
3)演題受領証、演題採択通知票
各1部
記載要項に従い、A4白紙(コピー用
紙可)にワープロで印刷してください。
2.演題締切
平成16年 6月 4日(金)必着。
3.送り先
〒162-8666 東京都新宿区河田町8番1
号
東京女子医科大学 皮膚科学教室内
第19回日本皮膚外科学会・学術集会事務局
宛
4.演題発表資格
口演者は日本皮膚外科学会の会員であること、但し共同演者はその限りではありません。
未入会の方は下記学会事務局で入会手続きを行って下さい(別紙参照)。
[日本皮膚外科学会
事務局]
〒663-8501 西宮市武庫川町1-1
兵庫医科大学皮膚科
学教室内 日本皮膚外科学会(本部)事務局
FAX: 0798-45-6651
ホームページ:http://hifugeka.m78.com/
E-mail: hifugeka@m78.com
5.参加費
8,000円(当日会場でお受けしま
す)。
抄録用紙記載要項
1. A4用紙(白紙、コピー用紙可)に1行30字程
度、12ポイント、
表題はゴシック体、強調で、氏名、所属、本文は明朝体で印刷して
下さい。
2.
表題、氏名(所
属)、本文の間は各1行あけてください。
本文は200字以内でお願いします。
3.
表題の前に3文字分あけ、氏名と本文の間も1文字ずつあける。
4.
縦14p×横8pの範囲に入れてください。
5.
上部の余白部分に希望する演題区分(テーマ演題、一般演題、症例呈示、「あなたならどうする?」「一目ご覧下さい!」、ビ
デオセッション)を記入下さい。
………………………………………見 本…………………………………………
横14p×縦8p
サットン現象を伴った先天性色素性母斑 水嶋淳一、矢田佳子,上田 周、川島 眞(東女医大) 6歳、男児。生下時より左肩に有毛性の色素斑を認め、4歳時より炎症を伴わず、色素斑の退色傾向 と周囲に脱色素斑が出現、右上腕にも中央に色素斑を伴わない脱色素斑を認める。……………… |