ご 挨 拶  会頭 岩崎泰政

 21世紀最初の記念すべき第16回日本皮膚外科学会総会・学術集会を広島で開催させていただくことになりまし た。
 われわれ皮膚科医の日常診療において、皮膚外科は必須なものであり、その重要性はますます増しております。
 本学会は皮膚科医を中心に、皮膚科学に基づいた診断と治療が必要で、皮膚外科的治療を要する疾患を対象とし、臨床力の 向上を目的とした勉強会から始まりましたが、現在では学会形式に発展してすでに6年が過ぎました。しかし現在もざっくばらんに本音を言い合える勉強会の雰 囲気は変わっていません。

 今回の講演は、広島の皮膚科医が大変お世話になっている2名の先生にお願いしました。
 1人はわれわれが皮膚外科の手術全てを教えていただき、また数々の難問に共に挑んできた、皮膚科医の考えを理解できる 数少ない形成外科医の宮本義洋先生です。実際にわれわれ皮膚科医が必要な皮弁や筋皮弁についての知識とその実際の方法、ノウハウを講演していただきます。
 もう1人もわれわれがいつも皮膚病理を教えていただいている真鍋俊明先生です。今回は興味あるにもかかわらず、難しく やや苦手?(少なくとも私は)とする皮膚付属器腫瘍の組織の見方・考え方を講演していただきます。

 なお今回のテーマ演題は、多くは顔面に生じ、診断から治療まで難渋することが多い基底細胞癌を取り上げました。 付属器腫瘍との鑑別も重要で、その点も含めわかりやすく真鍋先生には講演していただきます。
 なお演題は、従来通り前述のテーマ演題に加え、一般演題、さらに症例提示の「あなたならどうする?」の演題も募集いた します。これは会場の方々にも参加していただけるように工夫する予定です。また前回、緒方先生が新たに設けられ好評でした「ひと目ご覧下さい!」も引き続 き募集いたしますので、多数ご出題を賜りますようお願い申し上げます。

 皆様ご存知のように、広島は多くの美しい島々からなる瀬戸内海に面した、気候の穏やかな所です。市内には6本の 川が流れ、山、川、海が近接する美しくまた活気のある街です。会場の広島国際会議場は原爆ドームを有する平和記念公園内にあります。さらに少し足を延ばせ ば、日本三景のひとつで壮大な歴史のロマンを感じさせてくれる厳島神社のある宮島があります。学会は10月と気候の良い時期ですので、多数のご参加を心か らお待ちしております。
 

第16回日本皮膚外科学会総会・学術集会概要

・ 学会
会期:平成13年10月13日(土)午後・14日(日)
会頭:岩崎泰政(広島大学)
会場:広島国際会議場
〒730-0811 広島市中区中島町1-5 (平和記念公園内)
TEL 082-244-7777  FAX 082-244-8010
学会事務局:広島大学医学部皮膚科学教室
〒734-8551 広島市南区霞1-2-3
TEL 082-257-5238 FAX 082-257-5239
事務担当:岩崎泰政 または水野 寛
ミニレクチャー:
1)皮膚付属器腫瘍の組織の見方・考え方
 真鍋俊明先生(川崎医科大学病理学教授)
2)皮膚医に役立つ皮弁・筋皮弁の知識と実際
 宮本義洋先生(宮本形成外科院長・元広島大学皮膚科助教授)
募集演題:
1)テーマ演題:「基底細胞癌」
2)一般演題:皮膚外科領域すべて
3)症例提示「あなたならどうする?」
4)症例提示「ひと目ご覧下さい!」

 演題締切:平成13年7月15日(日)

・ 総会
日時:平成13年10月14日(日)8:45-9:00(予定)
会場:広島国際会議場 地下2階 「ヒマワリ」

・ 懇親会
日時:平成13年10月13日(土)19:00(予定)
会場:広島国際会議場 地下2階 「ダリア」

・ 評議員会
日時:平成13年10月13日(土)11:00-12:00(予定)
会場:広島国際会議場 地下1階 「会議運営事務室」
演題募集要項

・ 募集演題
1.テーマ演題:「基底細胞癌」
 顔面に生じることの多い皮膚悪性腫瘍ですが、臨床像や組織像が必ずしも典型ではなく、しばしば他の腫瘍との 鑑別が問題となることも多く経験します。また治療は手術が第一選択ですが、眼瞼部や鼻部など顔面の症例が多く、部位的特殊性から治療に難渋することもしば しばです。今回は基底細胞癌の診断から治療に到るまで広く演題を募集します。

2.一般演題:皮膚外科領域に関するものなら何でも結構です。

3.症例提示「あなたならどうする?」
 診断や治療に難渋した症例や、治療を工夫した症例、さらに経過で反省を必要とした症例などを提示し、他の会 員の意見を事務局がアンケート形式でまとめます。さらに学会当日には会場でも意見をまとめる予定です。

4.症例提示「ひと目ご覧下さい!」
 手術治療の術前、術後(術中も可)の紹介で、見るだけで役に立つような自由な展示コーナーです。教科書的な 典型例や経過良好な症例、さらに反省を必要とした症例など気軽にご応募下さい。
 

・ 発表形式

1.テーマ演題
2.一般演題
1. 2. ともに口演時間5分以内、討論5分です。
スライド映写2面、20枚以内

3.症例提示「あなたならどうする?」
横90cm×縦120cmの展示パネルを用意します。
ポスター展示と3分以内の口演
スライド映写2面、10枚以内

4.症例提示「ひと目ご覧下さい!」
横90cm×縦120cmの展示パネルを用意します。
ポスター展示のみで口演はありません。討論は各自に行うか、備え付けの用紙による質疑応答とします。

演題申し込み方法

●応募用紙一式をお送り下さい。
●口演者は正会員に限らせていただきます(共同演者はこの限りではありません)。
未入会の方は下記の日本皮膚外科学会事務局(兵庫医大皮膚科)へ入会手続きを済ませてください。

1.応募用紙一式
1)演題申し込み書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1部
    必要事項を記載する
2)演題受領書、演題採択通知書・・・・・・・・・・・・・・各1部
    表に住所、氏名、裏に演題などの必要事項を記載のうえ、切手を貼ってください。
3)プログラム用抄録用紙・・・・・ オリジナル1部とコピー3部
演題申し込み用紙見本に習いA4白紙(コピー用紙可)にワープロで印刷
                
(注意事項)
1. 症例提示「あなたならどうする?」に出題の場合は、上記抄録用紙に加え、臨床あるいは組織写真を1-3枚(スライドでも可)を添えて応募してください。ま た抄録には症例の概要およびその問題点などを明記してください。
2. 症例提示「ひと目ご覧下さい!」に出題の場合は、抄録に強調点や問題点を明記してください。

2.応募用紙送付先
〒734-8551 広島市南区霞1-2-3
広島大学医学部皮膚科学教室内
第16回日本皮膚外科学会総会・学術集会事務局

3.演題締切
            平成13年7月15日(日)消印有効

4.入会申し込み
入会申し込み用紙にてご記入のうえ、郵送またはFAXにて下記本部事務局までお送り下さい。
〒663-8501 兵庫県西宮市武庫川町1-1
兵庫医科大学皮膚科学教室内
日本皮膚外科学会事務局
 
 

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